前立腺のお悩み
こんな症状はありませんか?
- 尿が出にくい
- 残尿感がある
- トイレが近い
- 突然、トイレに行きたくなって我慢できなくなる
- 排尿時に痛みがある
- 尿が漏れる
- 夜中、トイレに行きたくなって何度も目が覚める
- 下腹部に不快感がある
- 尿に血が混じっている
- 腰が痛い
- 性欲が減退した
など
このような症状をお感じでしたら、
お気軽に奈良市のきわもと泌尿器科クリニックへご相談ください。
泌尿器科専門医が詳しく検査して、
ベストと思われる治療方法をご提案させていただきます。
日本人に多い前立腺肥大症
前立腺肥大症は加齢とともにリスクが高まり、50歳を超えた頃から増加傾向にあります。
また欧米人と比べて、日本人は前立腺肥大症になりやすいとされていますので注意が必要です。
尿の出が悪い、尿に勢いがない、尿が途切れる、頻尿、残尿感などの異常をお感じの場合には、お早めに当院までご相談ください。
前立腺がんの早期発見に有効なPSA検査
早期の前立腺がんは、触診や超音波検査(エコー検査)・MRI検査などの画像診断で確実に診断するのは困難で、早期発見のためには前立腺がんの腫瘍マーカーである血液検査「PSA検査」が不可欠です。
PSA検査は内科でも受けられますが、PSA検査の特徴として「敏感度は高いが特異度は低い」ということが挙げられ、つまりPSA値が高い場合、何らかの異常が疑われますが、必ずしも前立腺がんとは限らず、的確に診断するには「その値が何を意味しているか?」を読み取る力が必要で、それは泌尿器科専門医でないと難しいと言えます。
現在、多くの健康診断でPAS検査がオプションとして設けられていて、PASの値が高いとコメント欄に「専門医を受診してください」と記載されますが、この「専門医」とは「泌尿器科医」のことです。
健康診断で「PSAの値が高い」と指摘された方は、そのままにせずに一度当院へご連絡ください。
PSA検査が注目されている理由
元々、前立腺がんは日本人に多いがんではありませんでしたが、近年、増加傾向にあり男性のがんの上位を占めるようになりました。こうした背景から、前立腺がんの早期発見に有効なPSA検査は注目されています。
当院でも前立腺がんの見逃しを防ぐために、頻尿や残尿感、排尿困難などの前立腺肥大症の症状がある方のうち、50歳以上の方にはPSA検査を実施するようにしています。
よくある尿のお悩み
前立腺肥大症
膀胱の下にあり、尿道を取り囲んでいる前立腺が肥大する病気です。
加齢とともにリスクが高まり、50歳を超えた頃から増加傾向にあります。
原因ははっきり解明されていませんが、男性ホルモンが関与していると考えられています。
主な症状として排尿困難(尿が出にくい)、頻尿、尿意切迫感、残尿感などが挙げられます。
患者さんの年齢や病状などに応じて適切なお薬を選択して治療しますが、お薬で十分な効果が得られない場合には内視鏡での手術が検討されます。
前立腺炎
前立腺で炎症が起こった状態で、「急性前立腺炎」と「慢性前立腺炎」に分けられます。
同じ病名ですが急性と慢性とでは症状が大きく異なります。
急性前立腺炎は細菌感染が原因で、排尿時痛、排尿困難、頻尿、残尿感、発熱などの症状が現れます。
慢性前立腺炎はよくみられる病気ではありませんが、長時間のデスクワーク、自動車の運転、自転車・バイクの運転といった前立腺への刺激が主な原因で、下腹部や陰嚢の不快感、排尿時痛、排尿困難、勃起不全などの症状が現れます。
比較的症状が軽いことが多く、前立腺炎と気づかないこともあります。
前立腺がん
前立腺がんは加齢とともに増加傾向にある悪性腫瘍で、近年、日本では前立腺がんの患者数が増えています。
初期にはほとんど自覚症状は現れず、進行するにつれてがんが大きくなって膀胱や尿道を圧迫して排尿障害を引き起こしたり、血尿や腰痛などの症状が現れたりするようになります。
前立腺がんのメカニズムは解明されていませんが、加齢や男性ホルモンが影響しているのではないかと考えられていて、増加の背景には食生活の欧米化が関与しているのではないかと言われています。
初期にはほとんど症状が現れない前立腺がんを早期発見するためには、PSA検査を受けることが大切です。
50歳以上の方は、健康診断や人間ドックの検査項目にPSA検査を加えて早期発見に努めるようにしましょう。