おしっこすると痛い

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おしっこすると痛い

おしっこをするときに痛みを感じる症状は「排尿時痛」と呼ばれます。
とても不快な症状であるため、早期に原因を特定して治療するようにしましょう。
こうしたトラブルは、ただ不快なだけでなく、放置すると腎臓など泌尿器系にダメージが及ぶことがあり、最悪の場合は腎不全に至るリスクもあります。
排尿時痛は、痛みのタイミングや部位によって原因疾患が異なるため、正しい診断が必要です。

おしっこすると痛い

おしっこをするときに痛みを感じる症状は「排尿時痛」と呼ばれます。
とても不快な症状であるため、早期に原因を特定して治療するようにしましょう。
こうしたトラブルは、ただ不快なだけでなく、放置すると腎臓など泌尿器系にダメージが及ぶことがあり、最悪の場合は腎不全に至るリスクもあります。
排尿時痛は、痛みのタイミングや部位によって原因疾患が異なるため、正しい診断が必要です。

排尿時痛のタイミングと関連疾患

排尿時の痛みは、痛みが現れるタイミングによって分類できます。
排尿の始め、終わり、または排尿中ずっと続く場合で、関連する疾患が変わります。

初期排尿時痛

排尿の最初に痛みを感じる場合、尿が炎症部位に触れることによって痛みが生じていると考えられます。
おしっこをしようとするタイミングで焼けるような強い痛みを伴うことがあり、こうしたケースは主に尿道炎、前立腺炎、尿道結石などが原因であることが多いです。

終末時排尿痛

排尿終了後に痛みが現れる場合、膀胱の上皮同士が接触することで痛みが起こっている可能性が高いです。
おしっこをした後に膀胱あたりが「ズキズキ」「ツーン」と痛む場合、原因としては膀胱炎、腎盂腎炎、前立腺炎、尿路結石が疑われます。

全排尿時痛

おしっこをしている間中ずっと痛みが続く場合、膀胱炎の慢性化や強い炎症が原因であることがあります。
例えば、急性膀胱炎の高度な症例、腎盂腎炎、尿道狭窄症などが考えられます。

排尿時痛が現れる部位

痛みの部位も、原因を特定する手がかりとなります。

尿道の痛み

尿道に痛みを感じる場合は、尿道炎や前立腺炎が疑われます。
排尿後に痛みが残る場合は、尿路結石や膀胱炎も視野に入れた検査が必要となるでしょう。
なお、白色や黄色の膿が出る場合は性感染症の可能性もあります。

下腹部の痛み

特に女性に多くみられるケースとして、急性膀胱炎があります。
女性は尿道が短いため、細菌が膀胱に侵入しやすく、下腹部の痛みや頻尿、残尿感を伴うことがあります。

背中・脇腹の痛み

おしっこをしている時に痛む部位が膀胱付近ではなく背中や脇腹の場合は、腎臓や尿管に炎症や結石があるかもしれません。
痛みの強さは炎症の程度や結石の大きさによって変わります。

排尿時痛の主な原因・疾患

排尿時痛は、免疫力の低下や性感染症、膀胱炎、前立腺炎、腎盂腎炎、尿道炎、尿路結石など、さまざまな疾患が原因となります。
以下で詳しくみていきましょう。

免疫力の低下

疲労やストレスが続くと免疫力が低下し、感染症にかかりやすくなります。
風邪をひいた時や生活のリズムが乱れている時、精神的疲労がある時に感染症のリスクが高まりますので注意しましょう。

性感染症

性交渉による感染症は特に10~20代の若年層に多く見られます。
排尿時痛と併せて膿が出たりかゆみを伴ったりすることもありますが、自覚症状がない場合もあります。

膀胱炎

膀胱炎は排尿の終わり頃に痛みを感じることが特徴です。
細菌感染によって膀胱粘膜に炎症が生じている状態で、炎症が重い場合は血尿を伴うこともあります。

前立腺炎(急性前立腺炎)

尿道から細菌が前立腺に感染し、炎症が起こる病気です。
20~30代の男性に多く、頻尿や残尿感のほか、高熱や倦怠感などの全身症状が出る場合もあります。

腎盂腎炎

尿道口から侵入した細菌が腎盂に達し、排尿時や排尿後に痛みを引き起こします。
背中や腰の痛みを伴うことがあります。

尿道炎

排尿開始時に焼けるような痛みを感じることが多く、性感染症が原因となることがあります。
進行すると排尿困難になる場合があります。

尿路結石

腎臓でできた結石が尿路に詰まることで、突然の激痛や排尿後の痛みが生じます。
結石の大きさや詰まる場所によって治療方法が異なります。

性器クラミジア感染症

クラミジアに感染すると男性は排尿開始時に痛みを感じやすいですが、女性は80%以上が無症状で気づかない場合もあるため注意が必要です。

排尿時痛が続く場合の受診目安

排尿時痛が続く場合の受診目安

膀胱炎などはしっかりとおしっこを出し切ることで快方に向かうこともありますが、痛みの原因がわからないまま放置することは危険です。痛みが続く場合は泌尿器科で診察を受けることが推奨されます。痛みが強い場合は、放置せずに受診するようにしましょう。

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