腎臓のお悩み
尿路結石症
尿路結石症とはどんな病気?
尿路結石症とは、腎臓から尿道までの尿路に結石ができてつまり、尿の流れが悪くなる病気です。
結石ができる位置によって「腎結石(腎臓内の結石)」「尿管結石」「膀胱結石」「尿道結石」などと呼ばれ、このうち尿管結石では激しい痛みがともないます。
どうして結石はできる?
肉類などを多く食べると、体内でシュウ酸や尿酸などが増えますが、このうちシュウ酸はカルシウムと結合しやすい性質があります。
通常、シュウ酸はカルシウムと結合すると便と一緒に排泄されますが、シュウ酸の量が多いと余ったものが尿の中に出てきて、石のような塊となります。
これが結石のできる仕組みです。
尿路結石症の主な症状は?
尿路結石症の主な症状として、次のようなものが挙げられます。
疝痛(せんつう)
背中から脇腹にかけて、突然激しい痛みが発生します。
夜間・早朝に起こることが多く、3~4時間程度続く場合があります。
血尿
結石と粘膜が擦れて血尿が出ます。
その他の症状
- 吐き気
- 発熱
- 排尿時の違和感
- 残尿感
など
尿路結石症の検査方法は?
尿路結石症は、問診による自覚症状の確認、尿検査、血液検査、レントゲン検査などの画像診断によって診断します。
結石が見つかった場合、大きさや位置、尿路の閉塞状態などを確認したうえで、適切な治療計画を立案します。
尿路結石症の治療方法は?
一般的に結石の大きさが4mm以下の場合、尿と一緒に排石されることが多いので、お薬を使って排石をうながします。
結石の大きさや位置、尿路の閉塞状態などによって適切な治療方法は変わってきますので、お一人おひとりの状態をよく診て、最適と思われる方法をご提案いたします。